「モクモク村のけんちゃん」と聞いて懐かしいと感じた方、いませんか?
百科事典で有名なブリタニカ・ジャパンが70年代に英語教材として販売していて、当時はカセットテープと紙芝居でした。
時代は令和。そんな「モクモク村のけんちゃん」を聞いていた子供が大人になって親になり、「自分の子供に聞かせたい」というリクエストを受けてDVDになって再登場しました。
私は80年代後半生まれだからか「モクモク村のけんちゃん」を知らなかったのですが、今回お貸しいただいて初めて見た率直な感想は「話が面白い!」でした。
DVDだから手軽に英語に触れられるのはもちろん、日本語と英語が入り混ざっているから英語の意味もしっかりわかります。
詳しいレビューは後述しますが、我が家の11歳の男の子と6歳の女の子と一緒に見たところ息子も見入っていたので長く楽しめるんじゃないかなと思いました。
公式サイトで販売されているのでぜひチェックしてみてくださいね。
「モクモク村のけんちゃん」は日常生活で使える英語が覚えられる
「モクモク村のけんちゃん」は、3歳頃から小学校低学年の子どもたちの日常生活に密着した口語表現を取り上げ、実践的な生きた英語が学習できるよう構成されています。
普段から使っている日本語を聞かせ、その次に英語を言うから小さな子どもでもわかりやすく、英語の発音が自然に耳に入ってくる、という仕組み。
例えば、
>九ちゃん「『ごめんなさい』って言われたら、けんちゃんならなんて言う?」
DVDで復活した伝説の名作『モクモク村のけんちゃん』
>けんちゃん「『いいですよ』って言うな」
>九ちゃん「それそれ、それが“That’s all right”さ」
という感じ。九官鳥の九ちゃんが、英語と日本語の通訳をしてくれます。
英語だけではなく、日本語でも話してくれるから子どもも取っ付きやすく、真剣に見て、聴くことができますね。
「モクモク村のけんちゃん」のあらすじ。話の内容もおもしろい
モクモク村に住んでいるけんちゃん。モクモク村は遠くの山から流れてくる煙で汚され、村人たちは大変困っていました。けんちゃんは煙を流す者の正体を突き止めようと一人で山へ向かいます。けんちゃんが魔王の住む魔法の国(英語の国)で木や岩などと言葉をやり取りしたり、九ちゃんに教わったりしているうちに、いつの間にか魔法の国の言葉(英語)に親しんでいきます。
木や岩、アリなど、身近なモノ、生き物が話しかけてくるというのもおもしろいし、最終的には魔王を倒すので物語を楽しみながら英語に触れることができるのがいいなぁと思いました。
我が家の子供たちは真剣に見入ったり途中でお菓子を食べながら見たりと、「勉強」という堅苦しい感じではなく遊びの延長で学びになっているのもすごくいいなと思いました。
児童向け教材DVD版「モクモク村のけんちゃん」と付属品
「モクモク村のけんちゃん」は、ガイドブックとDVDのセットです。
ガイドブックには「ご両親へ」と書かれた項目があり、早期教育についてや勉強への興味の増やし方など、「もっと早く知りたかった!」ということがたくさん書かれていました。
また、DVD内で登場する英語が映像の静止画とともに紹介されているので、もし大人が聞き取れなくても安心。
「あの英語はこういう意味か」とあとから振り返ることもできるので、DVDだけではないところもしっかり考えられているなと思いました。
DVDは5枚。約2時間30分の物語ですが、5話に分けて学習できるようになっていて、それぞれ18画面、15画面、14画面、14画面、22画面の紙芝居になっています。
絵が切り替わるのはこんな感じ。スライドで変化するのはまさに紙芝居です。
DVD1枚につき約30分の構成だから分けて見ることができるし、30分の内容もチャプターになっているから場面を探しやすいのも魅力です。
飽きっぽい子どもをもつ親にとっては助かりますよね。
「モクモク村のけんちゃん」の英語教材DVDを子どもと見た感想
では、6歳の娘と11歳の息子、母親である私が見た感想をまとめます。
年長の娘は飽きながらも(笑)なんだかんだ楽しんで見ていた
娘はDVDはアニメやしまじろうしか見ないし飽きっぽい性格なのでどうなることやらと思いましたが、なんだかんだ「けんちゃん見る〜」と言って数回に分けて見ていました。
「あ!あつ森の英語だ!」と言ったのは、「Good Luck!」という英単語。
確かにゲーム内でとあるキャラクターが言うので、こんな風に今までに聞いたことがある英語と照らし合わせることもできるんだなぁと思いました。
お風呂では覚えた英単語で会話もできたし、子供の吸収力はすごいですね。ネイティブな英語が聴けるので自然と発音もネイティブになるし、やはり耳から覚える英語はいいなと思いました。
5年生の息子は真剣に見ていた
「もくもく村のけんちゃん」の対象年齢は幼稚園から小学校低学年なので、11歳の息子にはたるいかなぁと思ったけど意外と夢中になって見ていました。
学校で英語の授業もあるので出てきた英語は全部知っていたみたいだけど、それでも「話がおもしろいから楽しい」と言っていました。
親である私の感想
まず、我が家の英語との関わりは、主にチャレンジタッチのみ。英会話や塾なども通っていない状況です。
それに幼児教育の教材は高いイメージで、「モクモク村のけんちゃん」の価格も13,200円(税込)と、決して安くない。
だから気軽に手を出せるものでもないし、まぁいいかとそのまま来てしまったのですが、DVDが5枚も付いているので1枚あたりの価格を考えたら意外とお手頃価格だと感じました。
そして、魔王を倒すというけんちゃんの目的はドラクエのような、まさにRPGのゲームのよう。見ていてとても楽しいし、ついついけんちゃんを応援してしまいます。
英語の内容も難しくなく、「どこから来たの?」や「どうしたの?」、「もう一度言ってください」など、基本的な英会話だし、場面を変えて同じ英語が何回か登場するから、「あ、この英語さっきもあったね」と子供も覚えていたりと、英語を覚えやすいなと思いました。
幼児向け英語教材「モクモク村のけんちゃん」は親子で楽しめておすすめ
「幼児教育」と聞くと「値段も高いし本当にいいの?」と、ちょっと半信半疑で疑いの気持ちがあった私ですが(笑)
さすが70年代からある教材ですね。英語の意味もわかりやすくなっているし、ちょっとレトロな感じが親世代も楽しめるんだと思いました。
DVDは繰り返し見られるし、車でも見られるので長く使えるのも魅力です。公式サイトで販売されているのでぜひチェックしてみてくださいね。
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